親子で社会見学♪階段116段を下った先にある驚きの『首都圏巨大地下施設』をk-3と探検!

こんにちは、一級建築施工管理技士のyutaka(@goyutaka)です。
ゼネコンで働いている時は、コンクリートや鉄骨で地図に残る仕事をしておりました。

さて、本日は専門外の土木構造物を親子で見学してきました!
その名も、「首都圏外郭放水路

もちろん写真は、リコーイメージング様よりお借りしている最新のデジタル一眼レフPENTAX k-3での撮影です。
ライブビュー機能を生かして、床面ギリギリから見上げるカットで。
PENTAX k-3+DA18-135   ISO3200   0EV   f/3.5   1/15

首都圏外郭放水路を探検する!

しゅとけんがいかくほうすいろ・・・という如何にもお堅い名前の施設。
それは、こちら


そう、国交省の施設でございます。
なんと、「世界最大級の地下放水路」という施設。
外では、こんなゆるい「ゆるキャラ」がたくさんおりましたが・・・


施設としては、中川・倉松川・大落古利根川の洪水の際に、その洪水の一部を江戸川に放流する施設です。
埼玉県春日部市周辺は、低地の為しばしば洪水被害にあっていたのを、この施設で浸水被害解消を行うとても重要な施設なのです!


いざ、地下施設へ!

さて、地下施設へ潜入する訳ですが、残念ながら徒歩です。
116段の決して緩くはない階段を下り、施設を見て、その後はそこを登らなければならないという試練がある訳です。

階段途中は安全確保の為、撮影不可!
そして地下に降り立つ。

PENTAX k-3+DA18-135   ISO1600   0EV   f/3.5   1/40

階段を降りきった場所から見上げると、地面に設けられているライトウェル(光井戸)より降り注ぐ地上の光。

そして、いよいよ「調整水槽」へ突入!

PENTAX k-3+DA18-135   ISO3200   0EV   f/6.3   1/10
なんと、パルテノン神殿の様な構造物ではありませんか!
とても荘厳な雰囲気です。
幅78M×長さ117M×高さ18Mの広さ。

ここでは、地下トンネルを流れてきた水の勢いを弱め、スムーズに流す為の構造になっています。

無機質なコンクリートが美しい

まず入ってすぐに、この広さと柱の配列に目を奪われます。
そして、このコンクリート柱の美しさ。

PENTAX k-3+DA18-135   ISO3200   0EV   f/3.5   1/20
とても綺麗なコンクリートの打ち上がりです。
規則的な型枠の継ぎ目と化粧Pコン。
さすが土木のコンクリートは綺麗です。

そして、我が次男もDSで撮影!笑

PENTAX k-3+DA18-135   ISO3200   0EV   f/3.5   1/13
ちなみにDSで撮った写真の仕上がりは見ておりません・・・
この施設の中は天井の水銀灯が点々とありますが、薄暗い照度なのです。
k-3は、その状況の中でここまで明るく、しかもシャッタースピードが遅いですがシェイクリダクションも効いているのか、とても綺麗に撮れております。

施設を見ながら、コンクリートの柱の作り方なんかも子供達に教えましたが、ほどんど聞いてなかったな〜。苦笑
お父ちゃんは、こんな仕事もやる技術屋さんなんだって事を理解して欲しいものです・・・

施設のボスキャラ的存在、インペラを発見!

そして施設の奥地に、インペラというボスキャラ的存在が。
しかも4基もあります。
インペラとは羽根車の事で、ここから江戸川に向けて放水を行うための汲み上げスクリューなんですね。

PENTAX k-3+DA18-135   ISO12800   0EV   f/3.5   1/5
ここは照明ももっと薄暗い状況で、ISO12800での撮影。
しかも水が落ちてくるという、結構過酷な条件。
k-3は防塵・防滴なので、このような場面でもストレス無く撮影。

実はこのインペラの動力は航空機用のガスタービンを使用して駆動しているとの事でした。

まとめ

首都圏を災害からまもる巨大な施設。
この見学の機会を通じて、防災や施設などの見聞を子供達には広めて欲しいなと思う訳です。

美しい自然も時に脅威となるが、技術の粋を集める事で安心を構築できたり、どうやってこの施設が出来ているのか?など、何かの折りに思い出して成長してくれる事を子供達に望みますね。

さて、撮影機材のPENTAX k-3。
このような薄暗い施設でも、明るくシャープに仕上げてくれました。
ISOも最大51200で、今回は12800まで使用しましたが、とてもノイズが少なく仕上がっています。

さて、モニター期間も残すところ1週間となりました。
次は何を撮ろうかな。