建物のメンテナンスの3原則は「直す」「逃がす」「依頼する」

こんにちは、日々店舗のメンテナンスのコーディネートをしていyutaka(@goyutaka)です。

全国に管理物件があると、毎日いろいろな事が起きますね。
協力会社に行ってもらうだけでは、解決しにくい案件が部内でも私の所に集まってきます。

難しい案件だと燃えるのは、Mなのでしょうか?笑
関東圏ですと実際に現場へ行って、問題解決を行ったりします。
店舗のメンテナンスを本業とする私が、現場に必ず持って行く3つのツール!



3原則で問題解決する

新築の建物も造って来ましたが、メンテナンス(修繕)は奥が深いなと感じます。
建築という分野は現場施工が基本ですので、新築であっても条件が同じ建物というのは皆無に等しいですが、メンテナンスとなると更に複雑化します。

例えば
・新築後に何かを変えている
・前のテナントの設備を引き継いだ
・ビルのオーナーがいろいろと変わっていて、昔の事がわからない

など、このように複雑化する要素がゴロゴロ転がっています。

そんな中で私は、
・問題の発生原因や対処方法
・関係者との交渉
・お金のつけどころ(自社・他社・保険)

など、その場その場で最適な落とし所の想像を巡らせながら、頭の中で建物と設備と問題を3D化しつつ行動しています。

専門は建築ですが、電気・設備・技術・営業などなど半端にいろんな事に手を出して来た私だからこそできる事もあるのかな?と思ったりしています。

直す!

これが一番単純です。
壊れた所・物を、もともとの状態に戻す工事です。

費用と工期、現実的に可能であればコレが一番です。

また、全く同じ状態ではなくとも、類似・代替の施工が出来るのであれば、あとは費用比較になります。
この辺は見栄えの違いや耐久性、仕様などに基づいて提案していきます。

逃がす!

これは、

・元に戻すことが出来ない
・もとに戻してもコストメリットがない
・緊急対処が必要
・原因が不明だが、起こっている不具合を直さなければならない

特に「逃がす!」は「水」や「空気」のトラブル時に、この対処を行います。
発生原因を潰さなくても、不具合が発生しないようにルートを作ってあげるのです。

雨漏り・水漏れが発生している時に、害になる「出てくる水」を、見えない位置で出口までの代替ルートを作ってあげる事で解消させます。
もとの状態に直らなかったり、直そうとすると別な不具合がでたりする事もありますので。

依頼する!

この対応は、不具合発生の原因が自分(自社)ではない、自分の所有(管理)区分ではない時に行います。

例えば、建物の構造体そのものはビルオーナーの持ち物だったり、別に管理会社がある場合は勝手に手を出す事は出来ません。

また、上の階が水を溢れさせたものが、自分のフロアにも流れてきた場合などは、発生源の当事者が対応の義務が発生します。

この場合は、彼らにいかに早く対処してもらえるか、依頼を行って解決へ導きますす。



とまあ、いつも遊びの記事ばかりでしたが、今回は自分の仕事について書いてみました。
建物と設備を頭の中で3Dしながら妄想し、交渉のイメトレを日々行っております。
冒頭の「情熱大陸」の写真や「プロフェッショナル 仕事の流儀」を妄想しつつプロの仕事を心がけております。笑



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