おもちゃの構造を知る事で、子供の壊れたおもちゃを治したよ!

こんにちは、一応エンジニアのyutaka(@goyutaka)です。
専門は建築ですが、車も好きなので20代の頃は自分でパーツを付けたりと、そのような工作は大好きでした。

今回は、お正月に長男が買ったラジコンが壊れてましたので修理してみました。



構造を知る!

ラジコンは、私も全く初心者でしたので、壊れた当初は何も対処できずにいました。

先日、タミヤプラモデルファクトリー新橋で行われた、タミヤRCスクールで初めて組み立て式のラジコンを作成して、どのような構造で出来上がっているか知る事ができました。
RCスクール参加の記事はコチラ

もちろん複雑な部分もあるのですが、送信機から発信された信号は、
1.ステアリング機構を動かす
2.駆動モーターを動かす
という動作を行います。

この動作を受信する受信機から、「それぞれの機構に電気信号が伝えられている」という事がわかりました。
受信機内の細かい部分はわかりませんが、「動く」という動作に対しては、ココを見れば良いという事を想像しました。

壊れたラジコン

壊れたラジコンはこのSUBARU BRZです。
JOZENというメーカーの物で、トイザらスで約¥3,000前後でした。


ヘッドライトやテールライトもLEDが光るので、結構カッコいい品物です。

そして壊れた原因としては、持ち運び中に落下させて、「衝撃」によって動かなくなりました。
症状は、ステアリング操作とLEDは点灯するが、モーターが動かない様で全く走行できないという状況。

しかも、残念ながら故障修理の窓口などは無いようなので、メーカー修理は受けられないらしい。
安い物なので、しょうがないかと最初はあきらめていました。

その当時、ビスを何カ所か外して見ましたが、ブラックボックス的に全ての部品にカバーが掛かっており、どこをどうやったら良いかわからない状況でした。

昔ながらの衝撃を与えて復帰しないかとも思いやってみましたが、もちろん無理でしたね。笑

壊れた部分をイメージし仮定をもって問題解決する

先日のRC教室で組み立てをする事によって、走行させる機構は意外と単純である事がわかりました。

送信機から発信された信号が、ボディ内に組み込まれている受信機を通して、
1.ステアリング操作は、前輪側のステアリング機構を動かす
2.前進後退は、モーターへ電気信号を送る
という大きく分けてこの2種類の動作をします。

今回の不具合は、ステアリングは動くが前進後退しないというものですので、受信機やその信号を送る回路はきっと問題ないだろうと仮定してすすめる事にしました。
見るべきは「モーター部分」です。

前回は、わからないまま開けるのが怖くてやめていたパーツ類を、「もう壊れているのだから、この事によってもとに戻せなくても現状と変わらない」という思いのもと、パーツをどんどん外してみました。

制御系統と思われる電子基盤を外してあげると、モーターの接点が見る事ができました。
写真は既に治したあとのものですが、中央部分に見えるモーターへの電源供給のマイナス側の配線が切れておりました。


きっと、落下の衝撃で重たいモーターに衝撃がかかり、もともと弱かった場所の配線が切れたという現象だったのだと思います。

ハンダ付けを行い、無事復帰!

まとめ

最近のおもちゃや、家電製品もそうですが電子機器がたくさん使われていて、私が小さい頃の製品でしたら素人でもなんとか修理できたのが今は無理に等しい状態になってきていますね。

今回の製品は比較的単純な製品で、破損箇所も単純でしたので復帰させる事ができました。

気付いた事は、「物のしくみ」を知る事によって「解決の方法」が想像できるという事です。
RCスクールで組み立てをやった翌日に、ふと頭の中に壊れていたラジコンの「機構」を想像し「ココかもしれない」という仮定が浮かびましたので、「そこを見る」という事で問題解決に至りました。

これは、ある意味仕事でも同じで、「問題」に対して「仮説」を立てて順番に解決していくという動作です。
やみくもに「当たってみる」では行き当たりばったりですので、「仮説・仮定」を持って取組むという事は普段の生活にも活かされる事だと感じる出来事でした。


この事で、長男が「パパは凄い」と思ってくれたようで、私も嬉しい限りです。
調子にのって、次男のマシンも一部壊れていたのを治して、兄弟でラジコンが楽しめるようになりました。



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