首都高C2山手トンネルに潜入!地下高速道路の防災設備が凄い

こんにちは、社会見学好きなyutaka(@goyutaka)です。

3月7日に開通する首都高速道路C2中央環状線の山手トンネルのトンネルウォークに参加して来ました!
今回のトンネルウォークが開通前に徒歩で入る事ができる最後の機会となります。
事前申込で20,000名が招待となりました。

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※写真多めの記事です、ご了承下さい。
【動画はコチラ】


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ウォーキングの道のり

今回募集されたトンネルウォークは五反田入り口〜途中折り返しとをして五反田出口までの約2.8kmの道のり。
ちょうどの下図の赤枠の部分です。

出典:首都高速道路 公式HPより
入り口は地上の一般道(都道317号線 山手通 住所:西五反田3丁目)の中央部にあります。
本日のスタートはコチラ!

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そして各種展示を見ながら進み、途中の折り返しを経て五反田出口へ。

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我が家は、五反田出口より先1.2kmまで進んで、非常階段から地上へ出るコースとしました。
ちなみに非常階段は約200段!

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防災設備が充実したトンネル内部!

地下の高速道路という事で、事故などが合った場合の安全性が気になる所ですが、トンネルに入ってから出てくる出てくる防災設備!

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【非常口】
非常口は湾岸線〜渋谷線の間は250m以内に設置されており、渋谷線〜池袋線は350m以内に設置されています。
この非常口を開けると隣にある反対側のトンネルに行け、自分がいるトンネルで何かあったら、逆側で避難できるという事ですね。

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そして大型のシャッターもあり、これは非常で車両を反対のトンネルに出すこともできるわけですね。

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【消火設備】
壁にある「SOS」看板の下には消火器・泡消火栓・押しボタン式通報装置があり、これが50m以内ごとに設置してあります。
火災事故があった場合の初期消火活動がこれを利用して行えます。
泡消火設備を長男に持たせてみました。

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そして強力な消火設備がコチラ。
トンネル上部に配管がされています。

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水噴霧設備が設置されており、管制室からの遠隔操作で約50mの範囲で霧状に散水します。
霧状といっても大雨に匹敵する水量があります!
※動画を参考にしてください。

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【非常電話】
こちらは約100m間隔で設置している非常電話。

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この黄色いボックスを開けると電話が出て来ます。
受話器を上げると管制室に通じるのですが、もし会話が難しい場合でもボタンで「故障」「事故」「救急」「火災」を通知できる仕組みです。

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もちろん見やすい高い位置に標識も設置されています。

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【監視カメラ】
こちらのカメラは約100m間隔で設置。
停車車両などがあると画像処理情報で管制室に通知されます。

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【照明設備】
照明には最近では普通になってきたLED照明が導入されています。
左側がLED照明、そして右側は視界不良時に活躍するナトリウム灯でしょうか?オレンジの照明が付いております。

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スムーズな合流のポイント!

このトンネルは合流がスムーズになる仕掛けがあります。
五反田入り口からトンネルに入って行くと料金所が現れます。

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そしてここを通過。
進んで行くと、本線が右手に見えてきます。

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そして合流!
右側に本線2車線がありますので、左側の走行車線に合流していきます。

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普通ですよね。
ですがこの環状線の初台や西池袋の入り口は「追い越し車線」側に合流していきます。
というのも、地上の一般道の中央部に入り口がありますので、普通に考え地上と同じレイアウトで合流するならば、合流時は追い越し車線側に合流するのです。

この山手トンネルは進行方向を逆転させていて、自分の左側に反対車線のトンネルが設置されています。
トンネルなので隣の車線が見えませんので、このような「右側通行」レイアウトが実現されています。

非常口で地上へ!

今回のトンネルウォークの最終出口は約200段の階段を登る非常口!
何回も折り返して登る階段が設置されていました。

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途中に気持ちを落ち着かせるような標識もあり。

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途中の踊り場から下を覗いてみました。

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中間にはこのような広めのスペースがあります。
緊急時もここで一旦休んだり、人の流れを整理できるようになっているのでしょうかね。

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登っていくとやっと外の明かりが見え、巨大な振り子のような設備が頭上に現れます。

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最後の階段を登ると、都道317号の中央分離帯部分に設置された非常口から地上にあがる事ができました!
普段は先ほどの振り子の設備できっちりとハッチが閉じられているのですね。

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さいごに

この山手トンネルの完成で3つある環状線(中央、外環、圏央道)で最初の全線開通を迎えるのが首都高C2中央環状線。

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効果としては、渋滞が現在より約40%減少や、背高4.1mの国際標準コンテナ車が許可無く通行できない一般道を通らずにこの中央環状線を利用できる物流の効率化での経済力強化、そして迂回路が増えることでの防災力強化など、とても期待されます。

いよいよ3月7日16:00から全線開通!

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