ヒグマに3度遭遇した私が山奥に行く時に必ず持っていくもの

こんにちは、北海道で生まれ育ったyutaka(@goyutaka)です。

現在は関東に住んでいますので、なかなか山奥へ出かける事も無くなりましたが、北海道ではゴールデンウィークくらいから山菜が採れるようになるので良く山奥まで出かけておりました。

北海道の山奥といえば、ヒグマ!
この季節から熊と遭遇したニュースやお話を聞く事が多くなりますので、久しぶりに北海道を思い出しながら記事を書いてみました。


ちなみに、この写真は渓流釣りに行った時に林道走行中に遭遇したヒグマです。


こちらの写真は知床の森の木についたヒグマの爪痕です。
私の背丈よりも上の高さに付いておりました。


熊が出る所は綺麗な自然が残っていて魅力なんですよね。
こんな綺麗なオショロコマに出会えたりします。


必ず持って行く装備!

先ほどの山菜穫りや、渓流釣りで山奥に入る時に必ず持って行く装備を紹介します。
右が「熊よけの鈴」で左が「熊撃退スプレー」です。
この2つが無いと不安で山に入れません・・・


鈴の方は一般的ですし比較的安価にどこでも売っておりますので、けっこう付けているかたは多いですね。

しかし「熊撃退スプレー」の方は価格も少し高いので、実際に持ち歩いている人は少ない印象です。
私の様に山奥まで入る仲間は、比較的持ち歩いておりました。



熊撃退スプレーの使い方

使う事が無いにこしたことはありませんが、万が一の場合には焦らずに使える準備をしておきましょう!

私が使っているタイプの「カウンターアソルト」は、安全装置が付いていますのでクリーム色の安全装置を人差し指を掛けて、手前側に引く事で安全装置が外れます。


そして発射体勢に入ります。
人差し指をリングの中にいれて、親指を噴射ボタンに置きます。
そして、狙いを定めて・・・


「噴射!」
となるわけです。
射程距離はカタログ値で6m〜9mで、連続噴射時間が5〜7秒とかなり接近戦になりますので、ひるまずに戦う姿勢が必要になります。

下の写真は「知床財団」で熊に関する勉強会に参加した時に実際にこのスプレーを使ったときのものです。


この噴射するスプレーの成分は「カプサイシン」でトウガラシエキスでできております。
この辛〜いガスで、視覚と嗅覚を一時的にダメにしてあげて、熊の戦闘意欲をそぐものです。
※ツキノワグマにも効果があるようです。

私は山奥に行く時にはベルトに「熊よけ鈴」と「熊撃退スプレー」をホルスターに入れて腰の位置で取り出しやすいポジションにセットしております。


今の所、このスプレーを使う様な緊急事態には遭遇しておりません。

注意点!

トウガラシエキスのガスで出来ており、もちろん噴射している自分の立ち位置も計算して噴射しないと逆効果です。
自分が風下に立ってしまうと、この噴射ガスが自分の方向にきますので自分自身がツライ状況になります。

実際に試験噴射したときに、若干このガスをかぶってみましたが涙が出るのとと鼻の調子が著しく悪くなりました。


また、このスプレーを高温になる車内に放置しないようにしましょう。
高温でガスボンベ内の圧力が上がってガス噴射してしまうこともあるようです。

このスプレーは3年毎に交換する事を勧めておりますので、定期的に交換しましょう。

熊に遭わないために

知床財団」様の勉強会に参加したときに教えて頂いたのは、まず「出会わない事が最善の対策」と伺いました。

その為には、
1.自分の存在を熊に知らせる
 →物音をたてながら行動する事です。鈴がこの効果ですね。
2.ヒグマの餌場に近づくな
3.足跡や糞などヒグマの痕跡に注意
 →冒頭の林道で遭遇した時は、周囲に熊の糞や川原で足跡がありました。
4.ヒグマを誘引しない
 →生息地で焼き肉をしたりしない事です。

詳しくは知床財団様の公式HPに「ヒグマ対処法」が出ておりますので一読下さい。

最低限上記の事に気をつけながら山に入り、綺麗な自然を楽しみましょう。


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