趣味からストックフォトや建築写真までやっていて、プロとは言わないですがハイアマチュアとして写真を撮る活動を普段しており、写真の色味や再現性について気になっておりました。
今回BenQさんよりカラーマネジメントモニターの「SW2700PT」をお借りして、実際に写真の現像やレタッチを行ってみましたので、その使用感をお伝えします!
この製品は性能に対してのコストが非常に抑えられており、今まで手が出なかった人にはとってもおススメですよ。
写真や広告業界にいる人には「カラーマネジメントモニター」は必需品なのでしょうが、趣味程度で写真をやっている人にはまだまだ馴染みが薄いかもしれません。
デジカメで写真を撮った時の画像データは実は見るデバイス、出力するプリンターによって色が微妙に違って再現されてしまいます。
家で楽しむ程度でしたら多少色味が変わっていても気にしないで終わることも多いと思いますが、コンテストに出してみたり、私のようにストックフォトをやっていると広告に使われる写真になりますので、色の微妙な違いが自分の表現と違ってしまうんですね。
という事でカラーマネジメントモニターを使う事で、共通の色空間を使う事で正確な色の再現を行う事ができるようになります!
これは重要ですよ~。
ちなみに私の普段のPC環境はSurfacePro4に一般的な液晶モニターを外付けしてデュアルモニターを使っていますが、この外付けモニターではネット閲覧や事務的作業に使用。
写真に関する現像&レタッチはSurfacePro4の画面のみで行っております。
Surfaceシリーズは比較的デザイナー向けの機能が充実しており、モニターの「PixelSense」ディスプレイはsRGBは100%カバーというものです。
今回お借りしたBenQ SW2700PTはAdobeRGBを99%カバーという性能ですので、より精細な色表現が可能なものです。
ちなみに、ストックフォトを購入されているユーザーはAdobeRGBの方を使用している率が多数とのことですから、この点も私は目が離せない所ですね。
使ってみてわかりました、その再現性!
【山中湖編】
まず1枚目はSurfaceで現像した写真ですが、青空の青さを再現したくて現像時に青の輝度レベルをグ~っと下げてこの青を出しました。
これで良いなと思っていたのですが、実はやりすぎ・・・
よく見ると雲との境界部分のうっすらとかかっている薄雲が、青空に負けて不自然な感じに納まってました。
こちらはSW2700PTで見ながらレベル補正をしたもの。
青みは上より薄いですが、薄雲の境界部分が綺麗に再現できるようになりました。
微妙過ぎて、わかりにくいかな?
【君ヶ浜海岸編】
次の例は、逆にレベルをもう少し触っても良いんじゃない?ってゆーパターン。
これも青空を再現するために青の輝度レベルを下げております。
下の写真はSurfaceで適量処理したつもり。
下の写真はもっと鮮やかな青空が表現できています。
これもSW2700PTを使って現像。
海の方も黒っぽかったのが深いグリーンの色で再現できるようになりました。
Lightroom上で2種類並べてみましたが結構違いますね。
SurfaceとSW2700PTの画面を写真に撮ってみましたが、Surfaceの方が青すぎる感じになったのでレベル補正を抑え気味で終了したのですが、実はもう少しやった方が実際の空の感じには近かったというパターンです。
なかなか感覚的な部分で、人によってどのレベルが良いのか?という所はありますが、その出力されたデータが自分の意図とズレているという事は問題ですよね。
そして最後に、グラデーションなどの繊細な色の再現性。
コチラは富士スピードウェイでSUPER耐久での1コマ。
右奥に太陽があって光を受けながらコーナリングしていますので、写真手前側(車では右側面)が影になっています。
補正前ではかなりシャドウがキツイ状態で黒く潰れていますが、現地で見ている感じではサイドスカートがもう少し見えてエギゾースト部分はハッキリと見える感じでしたので、その点に注意しながら現像。
かなり細かな影の部分のグラデーションですが、14bit 3D LUTでこういった細かな明るさ・グラデーションなどを過不足なく再現でしてくれます。
ストックフォトをやっていると前述しましたが、ストックフォトって1回の撮影で何百枚もの撮影を行って、そのあとにセレクト・現像・レタッチと完成したストックフォトをアップロードするのに何時間もモニターを見たままになります。
どんなシーン・シチュエーションが売れるかわかりませんので、多量のデータを処理することが求められます。
実際にSW2700PTを使って作業すると疲れにくいというか、モニターを長時間見ていても刺激が少ないという事を感じます。
この一番大きなところはフリッカーフリーのモニターになっているという所でしょうか。
BenQはフリッカーフリーにとても力をいれており、このモニターに限らずエントリークラスでも低コストで実現しているようです。
また、こちらの遮光フードも標準で同梱。
他社製品ではオプションで別売りという所も多い中で、かなり健闘しております。
デスク廻りの光源の状態にもよりますが、照明の映り込み・反射はかなりのストレスになります。
特にレタッチ中には、見落としをしてしまったりする原因にもなりますので、この遮光フードはかなり効果的です。
最初は装着せずに作業しておりましたが、つけることで見やすさが格段にあがりましたのでかなり重要なパーツです。
オプションなら購入せずに我慢してしまう事も多いと思いますが、標準同梱のこの心意気は嬉しいです。
視野角が178°というのも、ホント死角なしでモニターを見ることができます。
モニタースタンドも適度なホールド感で、自分に合った高さや角度に変えることが可能です。
まずは上下。
上から軽くおしたり、下に手を添えて上げることでスルスッと動き、手を放すとその場で固定されます。
この手軽に動かせるのはかなり便利。
その時の姿勢にあうベストポジションが工具不要で一瞬に終わります。
もちろん左右の振りも同様。
もういっちょ、縦画面もワンアクション!
フードは外す必要がありますが、これも工具不要。
グルッと90°画面を回転させられます。
今回初めてカラーマネジメントディスプレイを使ってみましたが、一度使うと手放せません!
BenQのカラーマネジメントモニターで感じたポイントは、
・間違いない色の再現性
・長時間でも疲れない
・低価格の実現
この3拍子ですね。
それを考えると、とってもコスパに優れた製品ですね。
カメラマンや広告業界の方はもちろんですが、写真の趣味を拡大させたい方やストックフォトで少し稼ぎたいと思っている方も是非チェックしてみて下さい。
レンズを1本追加する前に、モニターを変えたほうが写真のクオリティが上がると思います!
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もちろん私もアンバサダーです。
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今回BenQさんよりカラーマネジメントモニターの「SW2700PT」をお借りして、実際に写真の現像やレタッチを行ってみましたので、その使用感をお伝えします!
この製品は性能に対してのコストが非常に抑えられており、今まで手が出なかった人にはとってもおススメですよ。
カラーマネジメントモニターって?
写真や広告業界にいる人には「カラーマネジメントモニター」は必需品なのでしょうが、趣味程度で写真をやっている人にはまだまだ馴染みが薄いかもしれません。
デジカメで写真を撮った時の画像データは実は見るデバイス、出力するプリンターによって色が微妙に違って再現されてしまいます。
家で楽しむ程度でしたら多少色味が変わっていても気にしないで終わることも多いと思いますが、コンテストに出してみたり、私のようにストックフォトをやっていると広告に使われる写真になりますので、色の微妙な違いが自分の表現と違ってしまうんですね。
という事でカラーマネジメントモニターを使う事で、共通の色空間を使う事で正確な色の再現を行う事ができるようになります!
これは重要ですよ~。
ちなみに私の普段のPC環境はSurfacePro4に一般的な液晶モニターを外付けしてデュアルモニターを使っていますが、この外付けモニターではネット閲覧や事務的作業に使用。
写真に関する現像&レタッチはSurfacePro4の画面のみで行っております。
Surfaceシリーズは比較的デザイナー向けの機能が充実しており、モニターの「PixelSense」ディスプレイはsRGBは100%カバーというものです。
今回お借りしたBenQ SW2700PTはAdobeRGBを99%カバーという性能ですので、より精細な色表現が可能なものです。
ちなみに、ストックフォトを購入されているユーザーはAdobeRGBの方を使用している率が多数とのことですから、この点も私は目が離せない所ですね。
より正確な現像&レタッチ
使ってみてわかりました、その再現性!
【山中湖編】
まず1枚目はSurfaceで現像した写真ですが、青空の青さを再現したくて現像時に青の輝度レベルをグ~っと下げてこの青を出しました。
これで良いなと思っていたのですが、実はやりすぎ・・・
よく見ると雲との境界部分のうっすらとかかっている薄雲が、青空に負けて不自然な感じに納まってました。
こちらはSW2700PTで見ながらレベル補正をしたもの。
青みは上より薄いですが、薄雲の境界部分が綺麗に再現できるようになりました。
微妙過ぎて、わかりにくいかな?
【君ヶ浜海岸編】
次の例は、逆にレベルをもう少し触っても良いんじゃない?ってゆーパターン。
これも青空を再現するために青の輝度レベルを下げております。
下の写真はSurfaceで適量処理したつもり。
下の写真はもっと鮮やかな青空が表現できています。
これもSW2700PTを使って現像。
海の方も黒っぽかったのが深いグリーンの色で再現できるようになりました。
Lightroom上で2種類並べてみましたが結構違いますね。
SurfaceとSW2700PTの画面を写真に撮ってみましたが、Surfaceの方が青すぎる感じになったのでレベル補正を抑え気味で終了したのですが、実はもう少しやった方が実際の空の感じには近かったというパターンです。
なかなか感覚的な部分で、人によってどのレベルが良いのか?という所はありますが、その出力されたデータが自分の意図とズレているという事は問題ですよね。
そして最後に、グラデーションなどの繊細な色の再現性。
コチラは富士スピードウェイでSUPER耐久での1コマ。
右奥に太陽があって光を受けながらコーナリングしていますので、写真手前側(車では右側面)が影になっています。
補正前ではかなりシャドウがキツイ状態で黒く潰れていますが、現地で見ている感じではサイドスカートがもう少し見えてエギゾースト部分はハッキリと見える感じでしたので、その点に注意しながら現像。
かなり細かな影の部分のグラデーションですが、14bit 3D LUTでこういった細かな明るさ・グラデーションなどを過不足なく再現でしてくれます。
長時間でも疲れないテクノロジー
ストックフォトをやっていると前述しましたが、ストックフォトって1回の撮影で何百枚もの撮影を行って、そのあとにセレクト・現像・レタッチと完成したストックフォトをアップロードするのに何時間もモニターを見たままになります。
どんなシーン・シチュエーションが売れるかわかりませんので、多量のデータを処理することが求められます。
実際にSW2700PTを使って作業すると疲れにくいというか、モニターを長時間見ていても刺激が少ないという事を感じます。
この一番大きなところはフリッカーフリーのモニターになっているという所でしょうか。
BenQはフリッカーフリーにとても力をいれており、このモニターに限らずエントリークラスでも低コストで実現しているようです。
また、こちらの遮光フードも標準で同梱。
他社製品ではオプションで別売りという所も多い中で、かなり健闘しております。
デスク廻りの光源の状態にもよりますが、照明の映り込み・反射はかなりのストレスになります。
特にレタッチ中には、見落としをしてしまったりする原因にもなりますので、この遮光フードはかなり効果的です。
最初は装着せずに作業しておりましたが、つけることで見やすさが格段にあがりましたのでかなり重要なパーツです。
オプションなら購入せずに我慢してしまう事も多いと思いますが、標準同梱のこの心意気は嬉しいです。
視野角が178°というのも、ホント死角なしでモニターを見ることができます。
まずは上下。
上から軽くおしたり、下に手を添えて上げることでスルスッと動き、手を放すとその場で固定されます。
この手軽に動かせるのはかなり便利。
その時の姿勢にあうベストポジションが工具不要で一瞬に終わります。
もちろん左右の振りも同様。
もういっちょ、縦画面もワンアクション!
フードは外す必要がありますが、これも工具不要。
グルッと90°画面を回転させられます。
さいごに
今回初めてカラーマネジメントディスプレイを使ってみましたが、一度使うと手放せません!
BenQのカラーマネジメントモニターで感じたポイントは、
・間違いない色の再現性
・長時間でも疲れない
・低価格の実現
この3拍子ですね。
それを考えると、とってもコスパに優れた製品ですね。
カメラマンや広告業界の方はもちろんですが、写真の趣味を拡大させたい方やストックフォトで少し稼ぎたいと思っている方も是非チェックしてみて下さい。
レンズを1本追加する前に、モニターを変えたほうが写真のクオリティが上がると思います!
BenQでは製品の魅力を伝えて頂くアンバサダーを募集しています。
いち早く製品情報や体験イベントなどの情報も知ることができますので、登録してみてはいかがでしょうか?
もちろん私もアンバサダーです。
■BenQアンバサダープログラム
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