ブルーインパルスを綺麗に撮りたい!失敗から学ぶ飛行機写真

こんにちは、非行もとい飛行機好きのyutaka(@goyutaka)です。

先日行きました入間航空祭、いや〜とても楽しめました!
しかも過去最多の32万人が来ていたとは・・・
私は滑走路前で一日立っておりました。

ISO100  300mm  +2EV  f/9  1/500
写真好きの私ですが、実は飛行機の写真を撮るのはホント久しぶりで、どうやったら綺麗に撮れるんだっけ?という所から始まりました。
この写真も少し暗めに写ってます。

この撮影では、リコーイメージング様よりモニターで最新の一眼レフ「PENTAX K-3」をお借りして撮影をしております。



BLUEは難しい被写体だった!

というのも、露出が狂いやすいという事です。
それは、2点あり・・・

1.白いカラーリング
2.スモークの色

そして今回はもう一つ難易度を上げる要素が・・・

3.曇天

この3拍子がそろっていたのが、今回の入間航空祭でした。

この要素はカメラの測光計が周りが「明るい」と誤認して絞りを絞ってしまうことにより、露出が「アンダー」になってしまうんですね。

今回は、ブルーが登場するまでに他の飛行機で撮影をしていましたが、同じようにアンダーになってしまうので、悪戦苦闘しておりました・・・

設定はこれで撮っていました

最新機種のk-3ですが、今回は私の設定が良くなかった様です。
若干その場で変えてはいますが、こんな感じで撮りました。


1.Tv(シャッター優先モード)
  誤)後半戦は1/1000まで上げておりましたが、当初500〜800で撮っていました。
  正)⇒シャッター速度は1/1000以上に設定しましょう!
   それ以下だと、ブレが多くシャープに仕上がっておりません。

2.ISO感度
  誤)AUTOにしており、なるべく低い値でやった方が良いかと思っていました。
  正)⇒ISO400〜800くらいで設定して、その分でシャッタースピードと、絞りを絞る事でブレが無くシャープになります。

3.露出補正
  正)+2EVで撮影していました。
    曇天時はプラス側に補正すると適正露出となるようです。

4.AFモード
  コンテュニアスで、被写体を追い続けました。
  測距点はゾーンセレクトと呼ばれるモードで、中央側の9点で測距するモードを選択。

5.測光モード
  中央重点にして、被写体を重点的に測光しようと設定しました。

失敗と成功

タキシングを後ろから撮影。
上が失敗、下が成功写真です。

ISO100  300mm  +2EV   f/11  1/500
ISO100   300mm   +2EV   f6.7   1/500
何が違うかというと、失敗写真は絞りがf/11と絞られています。
下の写真はそれより絞りを開けてますので、明るく写っているのですね。

そして次の写真。
これも上が暗くて、下が少し明るく仕上がっています。

ISO100   300mm   +2EV   f7.1   1/800

ISO200  300mm   +2EV   f6.7   1/800
極端には変わっていませんが、下の方が明るく仕上がっています。
これはISOが上がっていて、かつ絞りも少し開けているから明るく仕上がっているのですね。
やっぱりISO値は大切だなと感じ、シャッタースピードも1/1000以上になっていないので、シャープさに掛けているんです(被写体ブレの発生)。
  
作品例

少しだけ載せます。

ISO200   230mm  +2EV   f/9   1/500

ISO100   28mm   +2EV   f/4   1/1000

ISO200   128mm   +2EV   f/5.6   1/1000
まとめ

まずは、ポジション取りですね。
タキシングの写真を撮る場合は、ここが重要です。
今回みたいに激混みであればあるほど、如何に前側のポジションを取るかが重要です。

そして、設定!
ISO感度は400〜800程度まで上げる。
シャッター速度は1/1000以上。
絞る!

あとは、露出補正を適宜使用する事ですね。


という事で、また近日中に飛行機を撮って経験値を上げたいと思います!!

今回使った機材はこちら!
PENTAX の最新作「k-3」
秒8.3コマで、ガンガン撮れます。