クジラ料理教室で、親子でクジラの生態について専門家から学ぶ!

こんにちは、yutaka(@goyutaka)です。

先日「パパ料理に挑戦!次男とくじらの学校パパ料理教室へ参加し鯨を頂く」という記事を書きましたが、その時にクジラの生態についても教えて頂きました!




クジラは減っている?増えている?

今回の料理教室には、「財団法人 日本鯨類研究所」の方々からも、クジラについて教えて頂く貴重な機会でした。

会場に早く到着し、まだ他の参加の方が来られていなかったので、事前に個別説明をして頂き、感謝感謝。
早起きは三文の得ではないですが、早めの行動は良いですね。


私のイメージでは、クジラは保護されているという現状から、とても生息数が少ないのかなというイメージがあったのですが、実は違うようです。

生息数のデータをみると、昔8万頭だったミンククジラが、今では76万頭まで増えているのです。
逆に、クジラだけを保護することによって、クジラが魚を食べ過ぎるので、魚が減ってしまうという現象が起こってしまうようです。

現在、クジラ肉の流通量が低いのは、1982年の国際捕鯨委員会(IWC)での商業捕鯨一時停止のためです。

ただし、調査捕鯨のよって捕獲したクジラは、調査後に可能な限りその副産物を有効利用しなければならないという事が決まっており、世に流通しているクジラ肉はそのような背景で販売されているのです。



なんとなく捕ってはいけないという漠然としたイメージが染み付いていましたが、実態は全然ちがうという事がわかりました。

ちなみにクジラ肉というのは、高たんぱくで低カロリーで、豊富なアミノ酸物質「バレニン」が含まれており、これが疲労回復に効果があるようです。

クジラについて知る

そして、いろいろなクジラの標本も実際に触れる機会がありました。
標本といっても、各部位のパーツです。


いちばん目立つのはヒゲですね。
クジラには「ヒゲクジラ類」と「ハクジラ類」の2種類に大きくわけられます。

こちらがヒゲクジラのヒゲ。
これが上アゴにならんでいるのです。



そして、ハクジラの歯。


口(アゴ)の構造が全くちがうのですね。

クジラとイルカの違いですが、それは体長で決まるのです。
4m以下がイルカ、それ以上がクジラなのです。



鳴き声も聞いちゃいました

鳴き声、というかクジラ同士の会話?についても実際に音声を聞かせてもらいました。


画面左上の波形が、それぞれの鳴き声の波形です。
上のミンククジラは横長の波形ですが、下のマッコウクジラは縦の波形。
全然ちがうんです。


そしてクジラの耳ですが、その耳骨です。


音は、下あごから耳骨に届くような構造となっているようです。
そして、クジラと同じ様にアゴで音を聞いてみる実験もしました。


私もやってみましたが、これが普通に聞こえます!
骨伝導ってやつです。

まとめ

今回の料理教室は、料理をつくる以外ににこの様に食材の勉強も取り入れてくれており、子供にもとても貴重な体験になりました。


私自身、小さい時には少しはクジラ肉を食していましたが、その後全くと言って良いほど触れる機会がなくなりました。

そして、このように標本など実際のクジラのパーツを触ってみたりして、専門家からお話を聞く機会が持てて、これが子供の記憶に少しでも残ってくれれば良いなと思っております。

この様な体験を通じて学ぶ事をこれからもやっていきたいですね。

〜参考〜
クジラ肉や料理を紹介しているポータルサイト  クジラ横町
クジラの学校



最後まで読んで頂きありがとうございます。 役に立ったり気に入って頂けましたら、是非シェアをお願いします!