ありがとうジャンボB747!ANAの元機長から貴重なお話を聞いたの巻

こんにちは、飛行機好きのyutaka(@goyutaka)です。

今日は所沢航空発祥記念館で、「大空の特等席」という元ANAでB-747の機長をされていた長田さんを講師に公開講座が行われましたので参加してきました。
実はこの講座は2月に本来開催だったのですが、ちょうど関東は大雪の日で残念ながら中止となっていたのが、今回関係各所の計らいで開催されました。


午前中には、この記念館の中にある大型映像館で、「ANAグループの翼たち」という日本各地の空港と飛行機の映像を上映しており、すっかりANA漬けの一日で楽しませて頂きました!




B747って?

私の中で、飛行機といえばこのボーイング747型機といっても過言ではないです。
1969年に初飛行をしてから、国内旅客機では先日の2014年3月31日のANA機のラストフライト、政府専用機としては現役で飛んでいる飛行機なんです。

小さい頃に飛行機に乗った時に、プラモデルをもらった記憶もある機体です。
という事から、飛行機と言って真っ先に思い出されるのがB747 通称「ジャンボ」の顔ですね。


もともと軍用機としての設計だったものが、パンアメリカン航空の要求に応えた形で民間旅客機として導入された機体なのです。
-SR100では500席、-400Dでは550席と多くの人を搭乗させることが可能な大型の機体で、大量輸送と運賃の低価格化を実現する事が可能となった画期的な飛行機なんですね。

1990年代からB747-400(ハイテクジャンボ)の導入で、今までは操縦士・副操縦士・機関士のクルー3人体制から操縦士と副操縦士の2名での運行が可能になりました。

大空の特等席

本来2月に行われる講座が今回4月に開催された事によって、先日のラストフライトのお話もして頂ける事になり、結果的に良い方向に転んだかなと感じました。笑


講師の長田さんは、1971年にANAに入社され昨年の2103年5月に65歳の定年を迎え退職されたB747の機長さんです。
なかなかトークもユーモアに溢れ、興味深い話もたくさんして頂きました。
パイロットになるまで、そして定年を迎えるまでの様々な出来事や機体の事、とてもボリューム感満載お話でした。

そして「大空の特等席」と題されたコクピットですが、ジャンボは視界も良好だったようで約300°近くの視野が確保出来た機体だそうです。
同氏はYS-11の搭乗経験もお持ちでしたが、こちらの方が機体が小さいので視界が広いのかとおもいきや、あまり良くなかったようです。

そして、このコクピットの左側の座席が機長の座る操縦席ですが、「スーパー特等席」と呼んでいたというくらい、眺めの良い席だったようです。
そして、やっぱり眺めてしまいますね〜富士山!


国際線に乗る時には、長時間なので通路側を指定して座席をとる方が多いようですが、やはり窓側の「A」席で前方の眺めが良いみたいです。
北極圏を飛ぶ便ではオーロラも見れるんですね。

もちろん国内線であれば迷わず窓側!が空の旅を楽しめますよね。
まあ、出張などで少しでもはやく機外に出たい場合や、夜間飛行であまり景色が見られない場合は私は通路側を指定していました。

そして、これだけ長年飛んでいればいろいろな経験をされているようですが、大きなトラブルもなく安全運行で定年を迎えられたようです。
飛行技術もさることながらB747の安全性は非常に高く、この4発もあるエンジンがあることで、最終的に1基あれば航続を続けられるの機体です。

ANAのB747ラストフライトのHPはコチラのリンクから。

これからB747を見るには!

日本の旅客機からはこれで姿を消してしまいましたが、政府専用機がまだB747です。
こちらは、JALのハンガー(格納庫)で撮影させて頂いた政府専用機です。


普段は新千歳空港に駐機しているとの事です。

正面から。
広角レンズを持っていかないと全体は撮れません・・・。苦笑


あとは、海外の航空会社ではまだ使用していますので、国際線での搭乗の機会はまだありますね。

まとめ

最近なかなか低価格な航空会社に搭乗する事が多くなってはしまいましたが、今回の公開講座やB747のラストフライトのイベントなどを通じて、ANAという企業が非常に身近に感じられ、温かみのある航空会社なんだな〜と思いましたね。


飛行機を利用する際には、あまり気付かずに通過してしまいますが、このような活動で何か近くに感じる事ができました。
これからも、楽しい飛行機の旅を期待しております!

ANAブログレポート

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