戸建て住宅で水道管の水漏れを疑った時に見るべきポイントと対処法

こんにちは、建物のメンテナンスが本業のyutaka(@goyutaka)です。

自宅の水道が漏水を起こして、先日対応したのでポイントをまとめてみました。
ちなみに、我が家(賃貸戸建て)の壁内での漏水で、目視では見つけにくい状態でした。

下の写真は壁の中で水が漏れたものが、基礎上部分からしみ出している所です。
平成元年の建物ですので、配管の腐食が進んでいたようです。

水道水漏れ



水漏れ確認のポイント!

ポイントは2つです。
1.音がしている。
2.水道メーターが動いている。
これだけです。

初めに気付いたのは、うちのカミさんです。
「浴室付近で「シューっ」て音がするんがけど」と私に言って来たのが始まりです。
それなりに漏れていると、確実に「シューっ」て音がします。

音はするんですが、水が漏れている場所は全く目視できませんでした。
ということで、水道メーターの確認をします。
こんな感じのメーターBOXに入っています。

量水器

開けるとメーターが出て来ます。

水道メーター

この状態はフタが閉じていますので開けます。
開けると黒い部分に数字と、白い部分には目盛りがついています。

水道メーター

家の蛇口を全て締めて、水を使わない状態にして、赤丸でかこった変な形の部分を見て下さい。
これが回ってると水道が使われているという目印です。

水道メーター

我が家は結構な感じでクルクル回ってました。
そして、右側の矢印が1ℓ単位と10ℓ単位のメーターです。

10分間計測したら約7ℓの水が出ている計算です。
10分で1.5ℓのペットボトルが4本ちょいが壁の中に噴射されている状態です。

応急と次の手配は?

応急で一旦水を止めてしまうには、このメーターの付近にバルブ(ハンドル)がありますので、そこを締めて下さい。
但し、これをやると家中の水が使えなくなります。

もし、漏れている系統がハッキリしていて近くに同じ様なバルブがある場合はそこを締めれば最低限の箇所の水が止まるだけで済むと思います。

次の手配は、管轄する市町村の水道工事指定業者か、私のように賃貸であれば管理会社にTELして緊急工事手配をして頂きます。
市町村の水道指定業者さんは、その市町村の水道部のホームページを見るか新聞にも当番が出ている場合がありますので確認下さい。

その市の「指定業者」というのがミソですので、水道工事が出来る工事屋さんではなくて、市町村の指定業者として下さい。
という事で、我が家は完全復旧まで数日掛かりましたが工事が行われました。

水道工事

指定業者でなければダメな訳

水道自体は管轄の市町村の管理下にあるものですが、メーターから住宅側で特に屋内になると指定業者さんでも工事は出来てしまいます。
しかし、指定業者にこだわるのポイントは漏れた水道料の減免措置を受ける為に必要です!

細かな計算や規定は市町村で多少違うと思いますが、
普段見えない箇所の「壁」「床下」「地中」などでの漏水は漏れた分の減免措置の適用となります。
蛇口のパッキンが緩い場合などは適用外です。

私の居住する所沢市では、前年同月や過去の実績値をもとに基準水道使用量を算出して、漏れていた期間に増加した水道量の1/2まで減免します。
その申請には、市町村の指定業者さんでなければならないのです。

そして、工事してもらう時にはその申請書の事も工事業者さんに言って下さい。
うっかり書類の事を忘れている人もいる可能性がありますので、書いてほしい事を言えば適用工事であればきちんと書類を記入してくれます。


我が家の場合は、この書類をすぐ書いてくれてしかも市役所まで申請しに行ってくれました。

まとめ

漏れがある事が疑われた場合は、まずメーターを確認して下さい。

戸建てであれば、漏れていても他の人に被害が行く事は少ないですが、マンションなどは下の階へ被害が発生する場合がありますので、すぐにバルブを締めるなどの一次対応と工事手配が必要になります。

条件が揃えば水道料金の一部を取り戻せますので、各市町村の基準にそって手続きして下さい。

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