RCカーのウィング形状でマシンセッティングが変わる!空力は大切だ

こんにちは、RCカー大会のたびに新たな気付きがあるyutaka(@goyutaka)です。

今回はメガウェブで行われたRCカー大会のジュニアグランプリで、新ボディのNSX Concept-GTを載せて長男が競技に出ましたが、前回の横浜大会時そのままのセッティングではリアが滑りまくりでマシンコントロールに苦戦しておりました。


いろいろ調べましたが、どうやらリアウィングの角度の違いがマシンセッティングに大きく影響を与えたと思われますので次回はウィングを変えて出場してみます。
タミヤレーシングファクトリーの前住さんにも聞いてみましたが、リアウィングの影響は非常に大きいとの事でしたよ!
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リアウィングの角度

前回のジュニアグランプリではHSV-010にOP-470の軽量ウィングを付けての走行でしたが、同じセッティングでNSX Concept-GTで走った所、コーナリング中にリアを振りまくりのオーバーステアで走行しておりました。

まずは並べてみました。
上がNSX Consept-GTでウィングはキット標準のプラスチック製。
下がHSV-010で軽量リアウィング。


もう少し寄って見ると…
かなりウィングの角度やRのつきかたが違います。


紙になぞって形状を落とし込んでみました。
ウィングのメインの角度自体もNSXのキット標準が緩い角度で、軽量ウィングの方がキツイです。
そしてウィング後方の立ち上がり角度もNSXはゆる〜いRで立ち上がっておりますが、軽量ウィングの立ち上がりは最終的に垂直に近くまでの立ち上がりです。



このように比較してみると角度が全然違いますので、走行中にリアにかかるダウンフォースが全然違うのだと思います。
それで強いダウンフォースがかかっていたHSVではオーバーステアが強く出ずにコントロールが出来、今回のNSXはリアに荷重がかかりにくいのでグリップが失われてオーバーステアになっていたと考えられます。

足回り変更での対応結果

大会中は残念ながらそこに気付いて対応するまでには至らず、ダンパー廻りのセッティング変更を2次予選と決勝レースで行い、決勝レースではオーバーステアが出ずに走りきることが出来ました。

当初のセッティングはコチラ。
フロントのバネをソフト(赤)、リアがミディアム(黄色)でスタート。


一次予選終了後にタミヤレーシングファクトリーの前住さんにオーバーステアの相談をしてみて、大会会場で可能なセッティング変更という事でリアのダンパー取付位置を上の穴を外側にずらしてダンパーを立てること。
それとダンパーカラーを5mm入れていたのですが、張り過ぎに感じられるので少し抜いた方が良いですとの事で3mmに変更。

2次予選はこの変更だけで走りましたが、やはりオーバーステアが消えずに蛇行してしまう状況。
長男が言うには最初よりは少しマシになったという事ですが、このまま決勝を走らせるのもツライ。

ということで、リアのスプリングを柔らかくしてみる事に。
前後のスプリングを入替ました。
フロントをミディアム(黄色)、リアをソフト(赤)。


先ほど変えたダンパーカラーと取付穴位置変更で立て気味にした部分はそのままとしました。


ジュニアグランプリ決勝の結果

2次予選まで散々な状態で走っていましたので、Bメイン10人中6番グリッドスタート。


走り出したら今までと全然ちがいグリップして走行できました。
それでもぶつかったりしながらですが何とか順位を上げ、最終は2位でフィニッシュ。

さいごに

オーバーステアの原因はフロントはグリップするがリアがグリップしない為に滑ってしまって発生させておりました。

前回と同じ足回りセッティングでこれだけ差が出て、かつリアを柔らかくしてあげる事でグリップが回復した状態。
今回たどり着いた結論はリアウィングの角度が前回と違う事でダンフォースが減り、リアタイヤのグリップが失われて発生したオーバーステア。

このウィングの違いを前住さんに聞いてみた所、ダウンフォースの違いは相当出ますよとの事でした。
次回はリアウィングを変更してみて実践してみたいと思います。

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