ジェイス関東の「離着岸祭り」に参加!楽しく操船スキルアップできたよ #ヤマハマリン


こんにちは、初心者キャプテンのゆたか(@goyutaka)です。

今年の5月末に2級小型船舶免許を取得し、もう少しで半年が経過します。
マリーナの安全レクチャーやマリンイベントに積極的に参加して、月1回程度は操船できているかな〜という程度なんですが、操船のレベルアップの為にジェイス関東さんで開催された「離着岸祭り」に参加してきました!


得る物が超盛りだくさんなイベントでしたよ。

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離着岸祭りは、こんなイベント!

ジェイス関東さんの「離着岸祭り」は、初心者が苦手とする離着岸を楽しく「お祭り」気分で取組めるような講習会として開催され、当日は
・離着岸練習
・離着岸コンテスト
・表彰式、懇親会
という内容で構成され1日一杯楽しむ事ができます。

ジェイス関東公式HPより出典 過去実施分
コンテストは「離着岸」の習熟度を教官2名が採点してくれて、自分の弱い所を発見でき次回から何に気をつけて操船すればよいか?という事を明確にしてくれます。
そしてこの採点がランキングされて1位〜3位は表彰されます。

コンテストは下の図の要領で実施。
1.解らん
2.後進離岸
3.格納作業
4.ブイを通過
5.着岸準備
6.着岸
7.係留
この一連の動作を、安全かつ機敏にできるか?がポイントです。

ジェイス関東公式HPより出典
桟橋の左右にそれぞれボートをつけてありますので、その順番によって
・左舷離岸〜右舷着岸
・右舷離岸〜左舷着岸
のどちらになるかは運次第。笑

この左右の違いは、それぞれ人によって得意な方向があるのと、今回は「風」のコンディションの影響をもろに受けるのでホント「運」でしたね。

操船する船は2種類。
少し大きなFR-23。


そして、ベルフィーノ。


私はベルフィーノを操船する事になりました。

午前中に講習・練習、午後1時間だけ自由練習して、コンテストになります。
1隻に4名乗って行いますので、練習回数は限られた回数のみという中で皆真剣かつ和気あいあいといろんな会話をしながら練習に励みました。

この参加者での会話がとっても重要で、「こうした方が良いですよ」とか「こんな悩みが」など普段の操船時になかなか出来ない会話をすることができました。

操船だけではなく、ロープワークも必要なので順番待ちをしながらロープワークの練習も繰り返し行いました。
私はロープワークを全然覚えていなかったので、かなり必死に練習しました。

コンテスト!

コンテストの順番で、私は「左舷離岸〜右舷着岸」の方向で行うことになりました。
この方向は今回かなりタフコンディション。

というのも風がかなり出てきていて、右舷着岸時にもろに右舷側から風を受けるので桟橋から離れようという作用が働くのです。
しかもベルフィーノは船首側が風に押されやすく、かなり桟橋ギリギリまで推進力が弱くならないようにぶつける覚悟で着岸する必要がありました。

まずは解らん。
ボートが風を受けて、桟橋側に押し付ける作用が働いていますので解らんしてもボートが離れていかないので、ここは安心しながら。


ボートに乗り込み離岸します。
桟橋を蹴って、ボート少し離れたところでスロットルを後進にかけてステアリングを右側に一杯切って桟橋から離れるように操船。
この後進時も船首が桟橋に接触しないように確認しながらステアリング操作が必要です。


この離岸時は風で桟橋側に持って行かれるので、微速で少し離れたあと少しスロットルの回転数をあげて風に負けないように後進。


後進して回頭してから風に流されることも考慮した位置で一旦停泊し格納作業を行います。
フェンダーと言われるクッションを船内に収納するのと係留ロープもここでまとめます。
ロープワークが必要となる、私にはちょっと緊張のシーン。


格納が終わったらブイ周りを前進してUターン。
今度は着岸準備に入ります。
右舷着岸なので、右舷側にフェンダーと係留ロープを準備。


さて、緊張の右舷着岸。
写真では一部しか写っていませんので、周りの状況がわかりにくいですが、桟橋前側にFR-23が停まっている状況なので進み過ぎることもできないという緊張感。


通常微速で進入していきますが、強風をもろに受けてますので若干回転あげて桟橋から7〜8mくらいまで進んでから微速に下げます。
2〜3mくらいでスロットルを中立にして、桟橋までギリギリに接近。

ぶつかる手前でステアリングを左に切って、スロットルを前進に一瞬入れます。
これで、船首が回頭したあとに船尾が桟橋側に寄ってくれます。
ステアリングを戻して、着岸ポイントにきたら今度はスロットルを後進に!
ボートの前進が停まったら、スロットルを中立に。

これで桟橋に乗り移って係留!


これで、コンテスト完了です!

下に着岸動画を添付します。
最初は別な方が操船しているFR-23で、その後に私の操船しているベルフィーノの映像が出ます。
風の受け方で着岸が全然違うのが一目瞭然です。


総評&結果発表!

先ほどのコンテストは教官2名が乗り込んでチェックしてくれますので、細かく自分の評定がでます。

下の写真が私の結果。
総合得点は93点と、なかなかの点数が取れたかな。

ただし、着岸操作③が6点となっており他に比べて低い点数となっています。
これは、着岸してボートの行き足を止めるためにスロットルを後進するのですが、その時にステアリングを真ん中に戻さなければならないのを、切ったまま後進したので少しだけボートが離れてしまったのです。

コメント欄にも、その事が記載されています。


このレーダーチャートを見ると的確に判定して頂いていて、これを見ながら自分の動作を思い出すと「その通り」だなと実感。
次回からは、この点に気をつけて操船しよう!

で、いよいよ表彰式でしたが、ナント!「準優勝」頂きました!
銀メダルの授与と一言スピーチ中。


メダルの他にJEIS関東のキャップとベルトを頂きました。


私と同じ93点は2名いて、総評で2位3位を決めたようで私が2位に浮上する事ができましたよ。
そして優勝の人は総合97点と高得点。

さいごに

ボートの操船で切っても切れないのが「離着岸」ですが、これが初心者にはなかなか難しいんです。
それをこのようなイベントで楽しみながらスキルアップできるのはとっても良い経験ですので、この様な機会を是非活用してみて下さい。


そして私はこのイベントを通じて、初めてお会いした参加者の方と仲良くなることができ、今度皆でクルージングや練習会などしましょう!とボート仲間が広がった点が一番良かった点ですね。

免許を取って、クルージングやフィッシングに行くとなると、免許保持者が1人であとは免許が無い家族や友人を乗せる事が多いのではないでしょうか?
この状況って初心者キャプテンには負荷が掛かるのです。
もちろんお財布にも。

免許を持っている仲間が増えて、ある程度まとまった人数でボートを楽しめるような環境ができると、皆でフォローしたり1回当たりの負担額も減るのでとっても利用しやすくなり、お互いにスキルアップもできてしまいます。

今回の「離着岸祭り」はとっても有意義なイベントでしたので、皆さんも機会があったら参加してみて下さい!

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