脱東京!いま福岡が超熱い。理想のライフスタイルを実現する攻めの移住


こんにちは、密かにデュアルライフ・2拠点居住を企んでいるyutaka(@goyutaka)です。

私は北海道から仕事の転勤がきっかけで関東に来て約6年(うち単身赴任1年)になります。
東京って新しい物がどんどん入ってきたり、刺激的で面白いのですが私は疲れちゃうんですよね、ぶっちゃけ。笑

本田直之さんが「脱東京」という書籍を出版されていて私も読んでおり、そんな時に「あたらしい移住と働き方」というイベントが開催され私も参加してきました!


今移住で密かに熱い盛り上がりを見せている福岡の現状なんかも知る事ができましたよ。



脱東京!

今回のイベントのゲストスピーカーにはご自身でデュアルライフをしている本田直之さんをお迎えしてのトーク。
ご本人を初めて見ましたが、サーファーって感じでしっかりした体格の方でした。


今の日本の経済・仕事の状況は東京に超一局集中しています。
「東京でバリバリ仕事をして刺激を受けながら都会生活がしたい」という方も大勢いるとは思いますが、中には「本当は地方都市に住んでいたいけど、仕事の為に東京にいる」という方もいるのではないでしょうか?
私も後者に当てはまります。

今まで、「移住」や「田舎暮らし」という言葉はリタイヤした方が田舎に行く。
や、東京での生活に疲れて地方に引っ込むというイメージが多かったのですが、今回のテーマである移住は「攻めの移住」です。


自分のライフスタイルを実現する為にする移住であり、移住先での仕事の多くは東京の仕事を行っているという非常に興味深い話でした。

本田直之さんは、アリゾナ州に留学している時に現地の方が夏の暑いときは気候の良い地域に移動して生活しているのを目の当たりにして、「一つの場所に住み続けなくてもいい。心地いいときに、心地いい場所で暮らせばいい」という事を感じ、現在のハワイと東京のデュアルライフにたどり着いたようです。

本田さんの場合は約8年前に実践開始したようですが、その当時は日本にそんな生き方をしている人もおらず、参考になるのはせいぜい大橋巨泉さんの著書「巨泉ー人生の選択」しかなかった状況。

今はテクノロジーの進化でネット環境があれば仕事が出来てしまい、場所に縛られる事が無い生活も可能となってきていることやLCCが飛ぶようになり、ハードルがとっても下がっているので実現しやすい環境なのです。

下の写真の女性は「NEXT WEEKEND」という、次の週末に取り入れたいライフスタイルを提案するプロデュースチームを運営する村上萌さんも、実際に東京と札幌で2拠点生活を実践されております。


なぜ今、福岡が熱いのか?

日本の少子高齢化の中で、首都圏に人口が集中し地方都市の人口が減る中で、一人勝ち的に年1%以上も人口が増加しているのが福岡市なのです。
その魅力は何なのか?という所を福岡市企業誘致課の山下さんが語ってくれました。


福岡市は空港からのアクセスが抜群なんです。
福岡空港から都市の中心部である博多駅まで地下鉄で約6分の距離、繁華街の天神でも約12分と空港からの距離がハンパなく近い。
そして国際航路もある博多港も博多駅から約10分程度で行けて、高速船にのればお隣韓国まで3時間弱で行けてしまうという、都市機能がぎゅっと集約されたコンパクトシティなんです。


そして「リーズナブルなコスト」
参考で家賃相場比較をされておりましたが、東京と比べて全然安くて通勤に掛かる時間を大幅に削減できてしまいます。


実際に私も関東に来て居住地を決めるにあたって、家賃重視で探してたどり着いたのは今の所沢市。
現在の職場に2時間も掛けて通勤するという、ほんと非効率極まりない状況です。
※私は今住んでいる所沢市は好きですが通勤は悪だと思っております。
この表の比較だけ見ても、低コストで高効率なライフスタイルが実現できる気がします。

そして市は積極的に移住を受け入れるプロジェクトを展開してきているのです。


その結果、立地企業も絶賛拡大中!


福岡市の他にも、すこし距離は離れますが糸島市と北九州市のプレゼンもききましたが下の写真の糸島市はとっても環境が魅力的でしたね。
写真の砂浜は歩くとキュッキュッと鳴く砂で有名な白浜海岸です。


移住は良いが仕事はどうする?

移住は魅力的ですが、一番のネックが何かというと仕事はどうなる?という点です。
過去に実施した移住プロジェクトのイベント参加者さんのアンケートでも、1年〜将来的に移住したいという人が半数を超えている状況ですが、課題として80%もの方が「収入・仕事」をあげています。


そりゃそ〜ですよね。
家賃も下がって通勤も快適そうだけど、移住先で仕事があるという保障はありませんので。

ランサーズさんは仕事を依頼したい企業を仕事をしたい人を繋ぐクラウドソーシングを運営している企業で、そのプレゼンはとっても参考になりました。
システム開発やデザインなどIT系の仕事がメインとはなってしまうので、私のような建築系の現場の仕事はちょっと対象外となってしまいますがね。苦笑

そのランサーズさんに登録している企業さんの依頼額シェアを地域で区分すると東京が54.3%
そしてその仕事を受注している方のシェアは東京以外の方が75.3%も占めているのです。


もしランサーズさんのようなクラウドソーシングで仕事が出来る人であれば、現在の居住地で仕事をある程度受注して実績を積み、毎月や年間の売り上げ予測やベースが出来た時点で移住をする事で、先ほどの収入や仕事の面はある程度クリアが可能になります。

このサービスを使える人であれば、尚更移住のハードルが下がりますね。
そして東京での仕事の経験は、その移住先でも多いに活用できるスキルとなります。

また与えられる事を望むのではなく「攻めの移住」ですので「自ら機会を創りだし、機会によって自らを変えよ」という感覚が絶対的に必要なのです。


「ここで何が出来るか?」を考えることが大事なんです。

試してみるという事

もしIT系の仕事をしていて上述のクラウドソーシングで行けそうだと思っても、では実際に行ってみよう!と腰をあげる事が出来る人は少ないと思います。

そこで本田さんがオススメしていたのは「試住」です。
試すんですよね、月に数回とか実際に現地に行ってみて。
LCCが飛んでいる地域だとより簡単に可能になりますね。

本田さんもデュアルライフを始めるにあたっては、約3年くらい準備期間を経たそうです。
もちろんテクノロジーもその当時は今とは比較にならないほど違いますので、今ならそこまで時間をかけずとも「試し」→「実践」に行けると思います。


行ってみたら想像と違った・・・という事はもちろん起こりうるので、その場合は方向を変えれば良いのです。
その都市と合うか合わないかは離れた場所に居たらわからないんですよね。

本田さんは「人生は壮大な実験である」とも表現していましたが、「実験」なんで成功する事も失敗する事もあるわけです。
失敗したからダメではなくて、やり方や方向性を変えて「やり直しても良い」という事を認識しながら実行する事なんです。

昔の感覚では、移住するとそこに骨を埋めなければという感覚がなんとなくありましたが、「定住しなくても良い、チャレンジしてほしい」等のメッセージをだしている町も実際にあるくらいのようなので、こだわりすぎない事も大切なようです。


さいごに

私もおぼろげながらデュアルライフを実現したいと想像しております。

今居住している所沢という街の里山という環境が好きですし、東京へもアクセスしやすく新しい物を取り入れやすい状況は今は外せないかと思っております。
そしてまた過去に4年程住んでいた帯広市での生活もとっても充実したものでしたので、また住みたいと思っているんですね。
所沢と帯広で2拠点で何かできないかと感じているわけです。


考えていても進みませんので、「まずは試す」ことからやってみようと企んでいます。

今回のイベントの主催の福岡移住計画さんのサイト

イベント中のクロストークに登壇されていた米田さんが編集長を務めるライフハッカー

ぜひ上記リンクを参考にしてみて下さい。

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